| 引き続きマヨの本音http://blog.goo.ne.jp/palinokuni/e/22566faf275865c52c2caea94c93b3f7より転載します。 -------------------------------------------------------- 先の引用部分のメタファーを一読しただけで、第二臨調や中曽根首相の私的諮問委員グループに結集した異常精神に支配されたエリートたちがリクルート事件に関係していたと予想できる。それも国鉄、日本航空、電々公社などの国有財産を利権化し、鳴り物入りで大宣伝した民活のカモフラージュの陰で収穫物を仲間のうちで分かち合おうとしたときに、川崎市という権力の周辺で発覚した収賄事件の余波から思わぬ疑獄構造が露呈してしまったのだ。また、そうである以上は第二臨調や首相の私的諮問委員グループの顔ぶれが、最終的に企みの配役として舞台に姿を現すことになる。「中曽根ファミリー」(あけび書房刊)に登場する二一四の諮問機関や審議会の顔ぶれを丹念にクロスチェックすれば、その全貌はたちまち明らかになるはずである。 また、偶然ともいうべきか、私の東京滞在のある日のことだが、親しくしている日本のエスタブリッシュメントの家庭で、禁裏にも近い人を訪問して拙著を贈呈したら、本の内容について話に花が咲いた。中曽根政治と倒錯趣味についての話題になった時に奥方が「そういえば、お友達の家でアルバムを見せてもらっていたら、中曽根さんが長い髪を垂らして女装している写真がありましたのよ。そこで皆で、中曽根さんて変わった趣味をお持ちなのねって噂したんです。それもカルメンのいでたちでして実に板についておりましたわ・・・・」と教えてくれたが「フォーカス」あたりが耳にしたら大喜びしそうな情報だ。 そういえば、何年か前に「週刊朝日」だったか「サンデー毎日」だかの記事で笹川良一が似たようなものを保管しているという発言をしたのを読んだ記憶がある。 火のないところに煙りが立たないのだろうが、学生時代の仮装行列ならともかく、こういった病理学に属すような良くない趣味を国政のレベルにまで持ち込まれたのでは、一億二千万の日本人はたまったものではない。政界と財界を巻き込んだリクルート事件に関連して、これから次々と姿を現すナルシストたちは、ある意味では気の毒な異常精神の持ち主かもしれないが、こういった腐りきった倒錯趣味や疑獄への不感症を国政のレベルから一掃しない限りは日本に明るい未来は訪れないのではないか。 私は構造地質学の学位をフランスの大学でもらったが、学士入学した文学部は中退だったし、ファシズムやナチズムの歴史や異常心理について学んだのは、政治学部や医学部のフリーの学生としてだった。それにしても政治の中に異常心理や倒錯趣味が紛れ込むような国がいかに悲惨な結果を招来するかについては、ナチスの歴史を通じて徹底的に学びとったつもりだ。 そこで提案になるのだが、ロッキード事件やリクルート疑惑の追及を担当する東京地検特捜部の犯罪分析スタッフとして異常心理に精通した精神病理学の専門家を加え、世紀末の日本を地獄につき落としかねないエリート犯罪への対策を整えていただきたい。 政治家たちの選良意識と倫理感覚がなくなっている以上、もはや歯止めになるものとしては犯罪病理学を徹底習得することと、児童心理学的なアプローチが役に立つと思うからである。 代議士の分身としでの秘書 一握りの権力者たちが情報と決済権を独占することにより、国政を政治業化している状態を指して、田原総一朗が「情断」国家と形容した点に関しては彼の「新・内務官僚の時代」に指摘してあるとおりだ。そして、情断化が巧妙に完成した国に、いかにも似つかわしい形で起こったのがリクルート事件であり、これは日本流のインサイド・トレードがもたらせた大疑獄の氷山の一角である。 株式の上場を利用して巨大な政治資金を作る錬金術は、中曽根康弘が最も得意にしていたやり口でそれは東郷民安の「罠」という本に詳述されている。そのものズバリの賄賂を受け取ると田中角栄のように収賄罪で御用になるから、コロンビアやシシリー島の犯罪シンジケートの手口をまねて不正に入手した汚れた金をクリーニングするのである。 また、老獪な政治業者として熟知するノウハウは、秘書をつかってその名義で取引することで、そうすればいざという時に秘書に全責任を負わせて自分は責任を逃れることができる。しかも秘書は雇い人だから使い捨てが可能でいくらでもボロ雑巾のように使ってポイである。 リクルート株でボロ設けをした灰色高官として、公表されたリストで自民党の重鎮代議士を整理すると、その秘書の使いぶりが次のように歴然とする 竹下首相関係(元蔵相) 青木秘書官・・・・・・・・・・・・三〇〇〇株 福田私設秘書(竹下の親族・・・・・一〇〇〇〇株 宮沢蔵相関係 服部秘書官・・・・・・・・・・・・一〇〇〇〇株 安倍幹事長関係(元外相) 清水秘書官・・・・・・・・・・・・一七〇〇〇株 中曽根前首相関係 上和田秘書官・・・・・・・・三〇〇〇株 築比地秘書官・・・・・・・二三〇〇〇株 大田私設秘書・・・・・・・・三〇〇〇株 渡辺政調会長関係(元蔵相) 渡辺私設秘書(長男)・・・・五〇〇〇株 藤波前官房長官関係 徳田秘書官・・・・・・・・二〇〇〇株 加藤農水関係 片山秘書官・・・・・・・七〇〇〇株 加藤私設秘書(次女)・・・五〇〇〇株 ざっとこんな具合であり、国会を舞台に日本の政治業界ではヤクザの世界で子分が親分の身代わりになり、ムショいりするのと同じパターンが出来上がっている。そして税金を払わないでいい濡れ手に粟の黒いカネを求めて、蔵相や閣僚時代に手口をマスターしたホワイトカラー犯罪の名人たちで賑わっている。しかも。竹下首相以下が口裏を合わせたように「違法ではない」とうそぶいているが、「その身を正すこと能わずんば、人を正すを如何せん」である。為政者が政は正であると考えずに政治の要諦を見失い、上に立つものが「してはいけないことは絶対にしない」という倫理観を喪失すれば、これは亡国路線以外の何物でもない。特に蔵相を歴任した渡辺美智雄にいたっては「法に触れていねえことをやってどこが悪いと言うのか」とズーズー弁でまくしたて、盗人猛々しい態度で居直ったが、犯罪が実証されて起訴されないならば政治家はどんな破廉恥なことでもやっていい、とでもこの男は考えているのだろうか。 ------------------------------------------------------- 続く 新聞会 |
2012年8月19日日曜日
アメリカから読んだリクルート事件の深層④
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